当センターと県内企業等が共同研究により商品開発した伐倒方向指示装置(ガイドレーザー)が、経済産業省、国土交通省、厚生労働省、文部科学省が主催する第9回「ものづくり日本大賞*1」において、東北経済産業局長賞を受賞しました。

 受賞者は、(株)藤興業、MEP(株)、(有)エピカリス、秋田県立大学にそれぞれ所属する方々と、当センターの梁瀬智 電子光応用開発部長です。

 ガイドレーザーは、林業者が伐倒方向を決定するために伐倒木へ取り付けるレーザー方向指示器です。この装置を活用することにより、新人でも熟練者レベルの伐倒作業が可能となり、また正確な伐倒や労働災害の減少と生産性向上、さらに林業への参入障壁低減にも貢献することが期待されます。

 本商品開発において当センターの梁瀬らは、光学技術を県内企業へ技術移転し、企業の技術力向上と産業振興に寄与しています。

これからも県内産業技術の発展と振興へ貢献してまいります。

※1 製造・生産現場の中核を担っている中堅人材や伝統的・文化的な「技」を支えてきた熟練人材、今後を担う若年人材など、「ものづくり」に携わっている各世代の人材のうち、特に優秀と認められる人材を顕彰(経済産業省HPより抜粋)。