新型コロナウイルスの影響により、三密を避けた「新しいワークスタイル様式」が求められております。秋田県産業技術センターでは以前より、Webex、Zoom、Microsoft Teams、Meet、Whereby、Rooms、FaceTime等のインターネットを経由した既存のリモート会議システムの検証を行っており、企業など外部の方との打ち合わせは、主にWebexを利用しております。
 これらのシステムの課題として、LAN内に閉じた社内環境でリモート会議を行う場合に、そのトラフィックがWAN側(インターネット側)の通信帯域を無駄に消費することが挙げられます。このような場合、リモート会議サービスが提供する自営サブシステムの構築(Webexの場合、Videomeshなど)や、完全に独自の別の内部専用リモート会議システムの構築が有効です。
 このたび、秋田県産業技術センターでは、所内会議での三密を抑制するために、所内専用の独自リモート会議システムをオープンソースを利活用して立ち上げました。我々が利用したオープンソースリモート会議システムは次の2つです。
 
・Jitsi Meet          https://jitsi.org/
・Apache OpenMeetings   https://openmeetings.apache.org/
 
 オープンソースで提供され無償で利用できるリモート会議システムは他にも存在しておりますが、日本語にも対応していて、比較的使いやすいシステムを選択いたしました。 これらオープンソースソフトウェアによるリモート会議システムの構築は単純なパソコンソフトのインストールとは違い、構築スキルと運用ノウハウが要求されます。今回、これらのシステムを構築・運用するにあたり、秋田県産業技術センターでは、皆様にも技術支援ができるように、ノウハウを積み上げております。
 オープンソースの活用は無償で利活用できる反面、スキルとノウハウに想定以上のコストが要求されるケースも少なくありません。秋田県産業技術センターでは、そのコスト削減も可能な技術支援を行っております。本システムに興味をもたれましたら、是非ご連絡ください。
 
【お問い合わせ先】
秋田県産業技術センター
電子光応用開発部 情報・電子グループ
TEL:018-862-3414 / FAX:018-865-3949 / E-mail: qskn@aitc.pref.akita.jp
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